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  • 2014.07.24

ホン・サンス監督新作『ヘウォンの恋愛日記』『ソニはご機嫌ななめ』に、新芥川賞作家、柴崎友香らも推薦コメント!

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韓国のみならず、ヨーロッパでも絶大な人気を誇り、近年、特集上映をきっかけに日本でもファンが急増している監督、ホン・サンス。現在、待機中の最新作『自由が丘8丁目』は、加瀬亮を主演に迎えるなど、否応にも期待感は高まる。そのホン・サンスが昨年発表した新作恋愛映画『ヘウォンの恋愛日記』、『ソニはご機嫌ななめ』の2作品が、いよいよ8月16日よりシネマート新宿にて公開される。

 

両作ともに、男女の心の機微をリアルかつ、ユニークな視点で描き出すホン・サンス監督の持ち味が存分に楽しめる恋愛映画。教授と秘密の関係を持つ女子大生を描く『ヘウォンの恋愛日記』主演の新星チョン・ウンチェ、3人の男たちとの四角関係をコミカルに映す『ソニはご機嫌ななめ』主演のチョン・ユミというふたりの女優のみずみずしい演技に注目。

 

公開中の予告編では、一筋縄ではいかないヒロインふたりの恋愛模様、ホン監督作品ならではの酒を交わしながらの会話シーンなどが切り取られ、ホンサンス作品のファンであるジェーン・バーキンが、本人たっての希望で出演したシーンの一部も映し出されている。

 

日本での公開を間近に控え、先日7月17日に第151回芥川賞を「春の庭」で受賞した作家・柴崎友香をはじめ、各界より推薦コメントも続々と寄せられている。

 

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人を想うことのどうしようもなさと愛しさを、こんな不思議な方法で映画にすることができるなんて。
へウォンの経験する夢は観る人の現実に浸み出して、忘れられなくなる。  (『ヘウォンに恋愛日記』に寄せて)
———柴崎友香(作家) ☆7月17日に第151回芥川賞を「春の庭」で受賞

 

男たちの恋する姿が最高にマヌケかわいくて、ソニに嫉妬。
でも、モテるのはほんとのところ、ソニみたいなタイプなんですよ!(『ソニはご機嫌ななめ』に寄せて)
———犬山紙子(イラストエッセイスト)

 

ふたつの映画を見ていて気づいた。
わたしたちがいかに、人に対して厳しいまなざしを持つのが当たり前の社会に生きているか。
でも、そんなわたしたちでも、ホン・サンスの映画を見ている間は、人をやさしく突き放す絶妙のバランスを備えたまなざしを、獲得できる。
———岡田利規(演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰)

 

恋愛映画の主人公なのに、「一人になりたいの。男なんて必要ない」と言うソニ。
彼女は“自分が何者か知るための”恋なんてしない。
ただ、めちゃくちゃ思わせぶりだけど!(『ソニはご機嫌ななめ』に寄せて)
———山内マリコ(作家)

 

『女は怖くて、男はバカだ』ということは時代も国境も越えるみたいだ。
そういや落語にもそういう噺はたくさんある。
ホン・サンス監督による、男の業の肯定映画!! (『ソニはご機嫌ななめ』に寄せて)
———立川吉笑(落語家)

 

作品情報 『ヘウォンの恋愛日記』
2013年ベルリン国際映画祭 コンペティション部門正式出品
2013年/韓国/90分
監督、脚本:ホン・サンス
キャスト:チョン・ウンチェ、イ・ソンギュン、ユ・ジュンサン、イェ・ジウォン、ジェーン・バーキン
配給:ビターズ・エンド

 

『ソニはご機嫌ななめ』
2013年ロカルノ国際映画祭 監督賞
2013年/韓国/88分
監督、脚本:ホン・サンス
キャスト:チョン・ユミ、イ・ソンギュン、キム・サンジュン、チョン・ジェヨン
配給:ビターズ・エンド

 

8月16日(土)よりシネマート新宿にて<2作品>同時ロードショー!