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  • 2016.06.30

黒沢清監督最新作『ダゲレオタイプの女』10月公開。オール外国人キャスト、全編フランス語で撮影された奇妙なラブロマンス。

dagereo

©FILM-IN-EVOLUTION – LES PRODUCTIONS BALTHAZAR – FRAKAS PRODUCTIONS – LFDLPA Japan Film Partners – ARTE France Cinema

 

今や世界中から熱狂的な支持を得る黒沢清監督が、初めてオール外国人キャスト、全編フランス語で撮りあげた最新作『ダゲレオタイプの女』が10月15日より全国公開される。

 

世界最古の写真撮影方法である「ダゲレオタイプ」が引き寄せる愛と死を描く、クラシカルで端正なラブロマンス・ホラー。職を探していたジャンは、ひょんなことからダゲレオタイプの写真を撮り続けている写真家ステファンの弟子として働き始める。ステファンの家では、娘のマリーが被写体の役目を果たすため、長時間にわたり拘束器具に固定されていた。かつての被写体で、屋敷内で首をつって自殺した妻ドゥニーズの亡霊におびえるステファン。やがてジャンはマリーに心を引かれ始め、母親の二の舞にならないようマリーを屋敷の外に連れ出そうとする。

 

主人公ジャンを演じるのは、ジャック・オーディアール、ファティ・アキンといった名匠の作品へ出演が続くタハール・ラヒム。ジャンが思いを寄せるマリー役には『女っ気なし』で注目を浴びた若手女優コンスタンス・ルソー、マリーの父でダゲレオタイプの写真家ステファンを、ダルデンヌ兄弟作品で知られるオリビエ・グルメが演じ、デプレシャン作品常連の名優マチュー・アマルリックが脇を固める。

 

『ダゲレオタイプの女』は10月15日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開。