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  • 2016.07.28

11分間のドラマをモザイク状に構成した群像劇『イレブン・ミニッツ』が8月公開のスコリモフスキ、ベネチアの生涯功労金獅子賞を受賞。

11minutes

©2015 SKOPIA FILM, ELEMENT PICTURES, HBO,ORANGE POLSKA S.A., TVP S.A., TUMULT

 

最新作『イレブン・ミニッツ』が、8月20に公開されるポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキが、第73回ベネチア国際映画祭の生涯功労金獅子賞を受賞した。

 

この発表にあわせ、『イレブン・ミニッツ』の予告編が公開された。映像では、見栄っ張りな映画監督、野心を秘めた女優、思い込みの激しい女優の夫、ホットドッグ屋の主人、犬を連れた女といった本作の登場人物が順に紹介され、その不可解な行動が語られていく。

 

本作は、午後5時に始まり5時11分に終わる物語で、大都会に暮らす曰くありげな人々の11分間のドラマをモザイク状に構成した群像劇。コミュニケーションの不在や不条理な現代社会をストレートに表現し、今年78歳という高齢ながら、定番ジャンルを斬新な音響表現とCGを使用した新しい映像表現で描いている。

 

『イレブン・ミニッツ』は、8月20日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。