今泉: 大森さん面識ないですかね?根本宗子とは。
———大森さんの大ファンとのことですよ。
大森: ファンの人だったら、顔を見たら分かるかもしれない。この原動力は、ちょっと不安ですね。コンスタントに、もうずっとキレてるってことですよね?
一同: (笑)
今泉: いや、作品をコンスタントに作ってるって意味で。コンスタントに結構な量を作ってるんですよ。演出家さんなんですけど、本当に1年に2、3公演はしてるし、小さい公演も含めると相当な数やってて、結構なペースで作ってるから。そういう意味のコンスタント。コンスタントにキレているというわけではないです(笑)
大森: そうですか。よかった (笑)
今泉: でも、まぁ、ずっとムカついてはいるんでしょうけどね、元々はそこからはじまってるんだろうから…。
大森: 根源がそれ(復讐心)になったときに、うまくいった試しがないです、自分の中では。思ってはいたとしても、基本は歌うの好きとかそれが根源にないと、うまくいかない。
今泉: 誰かにムカついて誰かに何か言われてもやっても、みたいな?結局自分がやりたくてやってるっていう方にもっていかないと?
大森: そうですね。自分がうまくいかなかった、そういう気持ちだけが空回っている状態の時に、大丈夫かな?って思います。
今泉: 言ってはいるけど、でも(根本宗子さんは)作るの好きな人ですけどね。
大森: 作るの好きだからでしょうね、絶対。大丈夫ですよね。
今泉: 大丈夫だと思います。
今泉: 大森さんは、原動力って何かありますか?
大森: 普通に歌が好きで、お客さんが観に来てくれて、とかそのぐらいですね。
今泉: シンプルですね。そうっすよね。
橋本: 私も好きっていう気持ちがないと出来ないと思います。
今泉: 芝居自体は好きなんですか?
橋本: 好きじゃないですね。
今泉: え?!好きじゃない?
大森: あれ?!
橋本: (笑) あ、いや違う。やってる時は好きなんですけど、うーん、好きになりたいっていうのが今は原動力です。好きになんなきゃ出来ないって分かっているから、早く好きになんなきゃ、みたいな感じ。好きになる瞬間も知っているから、その現場がコンスタントにあればいいなっていう、超わがまま。
今泉: あー、好きになる現場もあればいいな、みたいなね。つまり、基本は好きってことだよね。芝居自体が嫌いってことではなく。
橋本: みんなに褒められるから、じゃあ、やっていていいんだって感じ(笑)
今泉: 大森さん、吉田豪さんのインタビューを受けてた時、濁してた部分もあったんでしょうけど、「東京に出て来られれば何でも良かった」って言ってたじゃないですか? 音楽でいくって気持ちは、実は明確にあったのかなって。
大森: あ、でも、音楽っていうよりは、CDのジャケットを描きたくてレッスン受けたりしてて。
———それは、音楽を諦めてというわけではなくて、むしろジャケットの方に興味があったってことですか?
大森: 音楽はそもそも12歳くらいの時に諦めてるんですよ。辻・加護ショックで(笑)それで、ああもう私は音楽は駄目だなって、じゃあ絵でも描くかってことになって。
今泉: でも、今は結局、音楽が好きだっていうところに戻ってて、いいですよね。
大森: でも、何でもいいと言えば良かったんですよ。表現活動が好きで、自分が作ったものを人が見てくれるっていうのが好きなんだと思います。
橋本: (根本さんの質問のような)こういうの、私はすごく羨ましい。
———メラメラっていう感情がですか?
橋本: そういう気持ちが、私もあるから原動力になればいいのになって。あるから繋がればいいなって。全然、原動力にならなくて。分からないです、こういう状態が。
今泉: あ、ムカつきで頑張れるっていうのが、分からないってこと?
橋本: はい。だから羨ましいなって。
大森: そういうシステムがね。
今泉: システム(笑) 感情のシステムがね。
大森: でもね、相手は、愛ちゃんがうまくいけばいくほど悔しがっているという結果になってるのかな。でも、そのために頑張ってもね。
橋本: そう、なんか自分をムカつかせた奴らを自分の何かの一部分するのは、ちょっと不愉快。
今泉: まぜたかない、と。
橋本: 自分は、ずっと好きでやりたくて。
大森: ずっとチェックされてるのとか、ほんとに不愉快。
今泉: 自分が嫌っている人に?
大森: そう、そういう人もいて。
今泉: それってすごいよね。その熱意すごい。ブログとかに書いてるのもそうだけど。
大森: 嫌いっていうエネルギーが凄くて。
今泉: ほっとかないで、よくずっと相手してくれるなってね。ほぼファンだよね(笑)
———大森さんの「東京アイドルフェス」のライブ映像、あれ鳥肌立ちます。アイドルファンが集まる場所でライブをやって、最後、そのファンが「ワーッ!」となってる。アウェーなのに掴んじゃってる感じが。
今泉: 大森さんがそういう場に出ている時のその感じってほんと凄い。この間のアプガ(アップアップガールズ(仮))とのライブの時なんて凄いことになってましたよ。しかもMCも含めて持っていけてるんですよね。もちろん歌は素晴らしいんですけど。
大森: まぁけっこ考えてやってます (笑)
今泉: いや、めっちゃ考えてますよね。めっちゃ考えてますよ。MCとかも。アイドルとのっていうか、アイドルファンとのやり取り、考えてますよね!凄いなと思いました。
———橋本さんにも聞きたいんですけど、芝居をやって、役に入った時はスイッチが入る感じですか?
今泉: 自分との差があって役を作る人か、それとも自分の中から引っ張ってくる人か。別物?ものによる?
橋本: え?作る?スイッチ?
今泉: 分かりやすく言うと、自分の中にある役に近い部分を引っ張りだしてつくるのか、いや、自分とは別物としてつくるのか。
橋本: なんていうか、本当に人相を変えないといけない時は、自分から出てくるものじゃちょっと足りないと思って、他のところから持ってくるけど、この前、撮った大森さんのMVは、自分の中から出せばって感じでやりましたね。
大森: 好きなのはどっちですか?
橋本: やりやすいのは自分から出してくる方が。
大森: 『あまちゃん』での「ナントカなんだぁーっ!」って怒り方は、ああやって怒っている人がいたっていう話をどこかのインタビューで。
橋本: あ、そうです。あれ、柄本時生っていう役者さんが元で。
大森: (笑)
今泉: そうやって怒ってるんだ?
大森: 「もうほんとに、真面目にやってくれないと困るんだぁーっ!」って怒ってて超かわいくて。
橋本: 「困るんだぁーって!」って。
大森: (笑)
橋本: 何この人、と思って。
大森: その怒り方めちゃくちゃ面白くて。
橋本: 怒ってるのに面白いから、あ、じゃあそれでいいか、と思ってやってみたら面白いって言ってくれたからあぁよかったと思って(笑)
今泉: おお~すごい。柄本時生指導だったんだ。
一同: (笑)
———『ハードナッツ』の役も、今までにない感じでしたね。
橋本: あれは…、3か月童心でいるっていうのが…。
今泉: ちょっと幼い?
橋本: そう。もう幼稚園児みたいなことしないといけなかったから。基本、能年ちゃんみたいな感じで。
今泉: 逆に能年さんはそういう感じがあるってこと?ちょっと童心っぽい。
橋本: いや、見え方だと思います。実際はそうでもないので。
今泉: 橋本さんと能年さんの距離感でその話は面白い。さっきのね、偶像として見られてたりもする橋本愛が、偶像として見る能年玲奈っていう(笑) どこまで偶像いくんだろうみたいな (笑)
大森: そこから降ろしてあげたくて、今回のMVでは。松居監督と話して。普通の女の子の方がかわいいのに、伝わるのになって。みんなそこをやってくれないんだ、みたいな。愛ちゃんの。
今泉: そうじゃないところにこそね…。分かる。でも、難しいですよね。グラビアやっている人とかで、芝居がすごくいいのに、っていう人と仕事した時に、本人は会って喋っても芝居をやる気があるのに、グラビアの需要がすごくあるから、「芝居で!」とはならない。そういうのはありますよね。
橋本: いいですねぇ。
今泉: ちょっとした旅行とかがいいんですかね?
大森: サンリオピューロランドとか行きたいですね(笑)
今泉: かわいいっすね(笑)サンリオピューロランド行ったことあります?
大森: 行ったことあります。あの、この前初めて。
今泉: 結構、ぼろっぼろですよね。
大森: あ、改装して直りましたよ。今はすごくきれいになってますよ。
今泉: あ、そうなんですね。昔、夢眠ねむさん(でんぱ組.inc)がバイトしてたらしいです。
大森: へー。そうなんだ。
今泉: (橋本さんは)したいことって、何かあります?
橋本: でもとりあえず、晴れた日がいいですね。太陽がほしい。光は浴びたい。
大森: やっぱ出かけたいですよね!月1回だから。
今泉: 月1回ならインドアの人でも出かけたくなるかもね。どこ出かけたいとかあります?
橋本: 食べ歩きしたいです。もう食べたい。
———デパ地下ですか?
今泉: デパ地下食べ歩かないよ(笑)
大森: カレーとか、うどんでいいんでしょ。
橋本: あ、もうカレー最高ですね!
一同: (笑)
今泉: あ、食いたいんだ。ガッツリ食べたい?
橋本: 食べたいです。
今泉: ちゃんと男の人は、食ったほうがいいですか?食う人のほうがいい?食わない人もいるでしょ、量とか全然。
大森: 食ったほうがいいですね~。
今泉: めっちゃ小食な人いるもんね、今。
大森: たくさんの種類を食べたいじゃないですか、私が。
今泉: 交換して食ったりとか?
大森: そう、交換したりとか、わたしがちょっと食べたのを全部押し付けたりとか!
橋本: あ~したい!最高~!
一同: (笑)
今泉: あ~それを全部食べてくれる人ね!ちゃんとね!
橋本: ラーメンもう入らないから食べてって言って。
大森: で、また自分はアイスを食べる。
今泉: 自分はアイス食べると。
大森: そう(笑)
———女性はみんなで回して色々食べるみたいなのはありますよね。
今泉: でも俺も、色々食べたいですけどね。量を食いたくない。小さい頃の影響もあるかもしれない、家族とかの。
大森: それはありますね、絶対!シェア苦手って子いますもん一人っ子だと。
今泉: その時の経験ですよね。
大森: わたしも弟とすごく取り合ってたから。
橋本: で、なんでしたっけ?
大森: 月1回。
一同: (笑)
今泉: あ、でもそういうことっすね。出かけたい。晴れていてほしい。逆にしてほしくないことは?
橋本: 要望を、無視されたくない。
今泉: ちょっと寝ていたい、みたいな?
大森: あ~それはちょっと辛いですね…。
今泉: 1ヶ月に1回しか会えないのに「ちょっと寝てていい?」みたいな。
大森: それはないよ…。
橋本: それ、会わなくてよかったじゃんって(笑)
大森: わざわざね。
今泉: もう家で1人で寝てたらいいじゃんって(笑)でも、ありますよね。
———会っても寝てるとかあるんだろうな。
今泉: 男はね。
大森: 月1なのに。
橋本: ない。それはつらい。
大森: 私、ギター始めたの19歳だったから、もっと早くやりたかったなーって。
今泉: 俺、無いな、別に。分かんないなぁ。
橋本: 無いです。
今泉: 無いの?現役高校生。
橋本: まったく無い。「さっさと卒業証書くれ」みたいな。
一同: (笑)
今泉: 勉強するのはそんな好きじゃないの?
橋本: 勉強は大好きなんですよ。
今泉: 基本、勉強は出来る側ですか? 2人共。
橋本: やれば出来る(笑)とは、思ってます。
大森: やれば出来るけど、やらないから先生にすごく嫌われてました。
今泉: 勉強出来る側なんだろうなって、イメージあったんですよ。2人共。
橋本: やれば1位取れる、みたいな。
今泉: 逆に言うと、やんなくても成績良いってことですよね。
大森: それで、さぼってて点穫るから嫌われてました。
今泉: 完全に一緒ですよ。勉強出来る3人の話で今日はお伝えしています(笑)
一同: (笑)
橋本: 超イヤな感じですね。
今泉: でも、1回テストで1番穫ると、落ちづらいみたいな重圧なかったですか?
橋本: 無いです。
今泉: 無くて一番!さらに余裕な感じ(笑)
橋本: でも、勉強をする時間があったので。
今泉: 勉強してたの?
橋本: 授業中だけだったんですけど。
今泉: ほらほら(笑)俺は高校で勉強するの嫌になっちゃって、しなかったけど。
橋本: お母さんが子供が頭が良くなる薬飲んだんですよ。子供生む前に。だからです。
今泉: 危ない、危ない。ないない!日本にはない、そんな薬!
橋本: 魚のDHAみたいの飲んでたんですよ。
一同: (笑)
今泉: 意外と危なくない話だった(笑)超かわいい話だった(笑)そっか、そうすると勉強出来る子になるんだ。一瞬、怖い話、始まるのかと思った。お母さんが子供の頭を良くするために薬を飲むって。
大森: 熊本の山の奥にある秘薬みたいな(笑)
今泉: そうそう(笑)兄弟もじゃあ勉強出来るんですか?
橋本: やっぱり摂取量が一番多い姉が一番頭良くて。私、妹って、残り物をもらって。
今泉: 完全に同じですよ。姉ちゃんがやらないでも出来て。下の子が頑張ってて、みたいな。
橋本: 一番下が、一番努力するんですよ。
今泉: そうそう。橋本さん、女三兄弟ってことは、俺も上と下が女だったので、位置としては一緒ですね。
大森: 女三兄弟なんだ?
今泉: じゃあ質問の答えは「無い」ってことですね。「さっさと卒業証書くれよ」と。
———名言でましたね。
今泉: いや、書けないよ。載せないよ(笑)
———じゃあ、カットかな(笑)
橋本: そっか…。
今泉: いいの?(笑)じゃあ大見出し。「さっさと卒業証書くれよ」が大見出し。
大森: でもこれ永久に思ってる、私。高校時代は高校卒業したいと思ったし、大学時代は大学卒業したいと思ったし。で、その後、ライブハウスでやり始めた時は、早くライブハウスやめたいって思ったし。私、ずっと思ってますね(笑)
今泉: 同じ歳だった、確か。この子。橋本さんと。
橋本: あ、そうなんですか。えー。
今泉: なんか必要なものあります?
橋本: えー。なんだろう。
今泉: 最初からこれは必要だと思ったんじゃなくても、やってるうちに、これは必要っすねみたいなことで。
橋本: 悶々とした一日。
今泉: 悶々とした一日が必要?
大森: (笑)必要ですね〜。
今泉: そういうのがあったほうがいい?
橋本: なんか私、中学校の頃、毎日、青春しようと思いながら青春してたほうだから。
一同: (笑)
今泉: 無理してたんだ。部活とかしてなかったんだ?
橋本: あ、してましたしてました。もっと素直に悶々としてればよかったなあって。
今泉: 悶々としてる時間のが大事?
橋本: 大事じゃないですかね。大事だと思う。
大森: 中学校のとき悶々とできなかったから、今悶々としてやるって感じ?
橋本: 今はそうじゃないです。むしろ嫌でも悶々となっちゃうわ、みたいな(笑)もっと弾けたいわ〜って。
大森: そっか、そっか(笑) もうちょっとストレートに、こういうオーディション受けようとか、やるべきこととかは?
今泉: あ〜、オーディションは、お母さんが応募したとか言ってなかった?
橋本: そうですね。
今泉: そういう志望というか、気持ちはあった?
橋本: まったくないですね。
今泉: お母さんは、何で出したの?
橋本: 遊び心ですね。
今泉: 遊び心!?
大森: ちょっとした遊び心で?
一同: (笑)
橋本: 本当に遊び心で、熊本に芸能界の人たちが来てくれるって、ちょっとしたミーハー心があったみたいなんですよ。
今泉: あ、熊本でのオーディションだったの?
橋本: そうなんです、しかも家から超近いテレビ局で。
今泉: 「こんな近くでやってるなら行かなきゃ」みたいな?
橋本: そうです。で、三姉妹のうちで一番顔が濃い私を選んで。
今泉: あ、みんなが受けたわけじゃなかったんだ。面白いね。つまり、お母さんが、ふらっと出しちゃうみたいなことがとりあえず必要ってことか。
一同: (笑)
橋本: あと親の同意だ!親の同意!
今泉: そうっすね、それは大事かもしれない。
橋本: 親の同意は必要。
今泉: 質問者は「そういうことじゃないよ!!」って言いそう(笑)
一同: (笑)
大森: でも、確かにそう。私は、親の同意が絶対に得られないって分かってたから、無理矢理、東京に出ようとしてデッサンしてたんです。
今泉: じゃあ、やっぱり大事なのは親を説得したり親の同意か。この人は、親の同意を既に得てるのかもしれないですけど。
大森: そしたら、もうあとは頑張るしかないですね。
橋本: 何に出たいとかは必要じゃないですか?ドラマか映画か。
大森: こうゆうのがやりたいとか?
橋本: そう。
今泉: その細かい意思があった方がいい?あるんですか、そういうの、橋本さんは。
橋本: 私は映画の方が好きっていうのもあるし、ドラマでも面白いものに出たいって思う。あと、細かい夢があったほうが審査員も掘り下げられますね。
今泉: おっ!夢を持てと。夢はないと散々言っていた橋本さんが(笑)
大森: でも細かい夢はあるんだよね?カレー食べたいとか。
橋本: うん。
今泉: 夢は持った方がいいってことだね。女優って漠然としてるもんね、具体を考えて夢を持つといいかもしれませんね。
橋本: そうですね。でもこれ、満島ひかりさんとかに聞いてほしいですね(笑)なんで私?みたいな(笑)
一同: (笑)
橋本: あ、これ、恋かもしれないかもって、ちょっと怖がってるんですかね?
今泉: 恋心ってのと、ファンとしての距離ってやっぱちょっと違うんですかね?『サッドティー』って自分の映画でも、使ってましたけど、芸能人とかとの距離も、例えばさっきのアイドルの話でいうと、アイドルファンも弁えてる人もいれば、恋愛感情を持ってる人もいると思うんですけど。そういうのって、大森さんにもいますか?ファンとかで。
大森: ちょっと分からないですね。感じたことはあまりないです。
今泉: どっちがいいですか?
大森: 全然どっちでもいい。
今泉: どっちでも嬉しい?
大森: でも、自分のこと好きって言ってくれてたのに、いつのまにか高校生バンドとかを見に行くようになってて、「誰でもいいんかい」みたいなのはある(笑)
今泉: ちょっと振られた感が(笑)
一同: (笑)
今泉: むしろ、自分の方こそ恋愛感情みたいな。
大森: そうそうそうそう。
今泉: (橋本さんは)そういうことあります?直接、触れ合う場も少ないのは少ないのかもしれないですけど。
橋本: 少ないです。最初怖かったです、そういう人がいるから気をつけてって言われたんですよ。だから怖い人なのかなって。それはちょっと私の中で良くなかったなって思う。
今泉: みんなじゃないけどそういう人がいるから気をつけてってこと?
橋本: そう。でも今思えば何を気をつければ良かったのって。てか何が悪いのって、今は思うから。嬉しいっていうか、それすごいって思うし。自分には全然生まれない感情だから。
大森: だって普通の恋愛とかだと、追っかけないですよ。地方まで行くってことでしょ。
今泉: そうなんですね。アイドルファンとかすごいっていいますよ、だって恋愛でもし彼女あちこち行ったとしても…。
大森: 追いかけないですからね。それよりも情熱があるわけだから、すごく嬉しいですよね。
橋本: うん、嬉しい、困んない、困んない。
今泉: 大森さんが言ったみたいな、自分のファンだった人が、若い女優にいっちゃうみたいのは、むかつく?
橋本: いや、むかつかないです。
大森: いや、むかつくっていうか私は寂しい方(笑)
今泉: 寂しい?
大森: 若くて実力が無くて、若い子が音楽をやってるっていう状態がその人にしたら良かったんだ、って知るのがショックだった。なんか。
今泉: あ〜、そういう理由で私を見てたんだって知るのが。
橋本: 結局、顔かって思っちゃいます。私は。
今泉: あ、次にいった人によってはね。
大森: そう、次いった人による。
今泉: それがすごい才能がある人だと…。
橋本: すっごい嬉しいし、恐れ多くなります。
今泉: 若いとか関係なしに「あっこの人めっちゃ見る目ある」と思って、光栄に思うみたいなね。あ、結局そこなんですね。
大森: すっげー明るいのがいいですよね。これね。
今泉: すっげー明るいの?
大森: このメンバーで、絶対明るいのでやってやりたいって思いますね。
今泉: 間違って明るいのを?ずれてるってことでしょ?期待とは違う。
大森: この3人で、「暗っ!」て思われるんだろうから、絶対明るいのを。
今泉: めっちゃ明るいやつ。
大森: 「イェーイ!!!」みたいな。
一同: (笑)
今泉: スポ根系。「大好きだー!!」みたいな。
一同: (笑)
橋本: 面白そう。
今泉: それだ。青春スポ根系の誰も観たくない映画。みんなが期待してない。
大森: こんな愛ちゃんは見たくない、みたいやつね(笑)
今泉: どんな映画が観たくないんだろうね。
橋本: 前野朋哉さんが監督した作品で、「この私見たい人いるのかな」ってのは、やりましたけどね。
今泉: あ、超能力の話ですよね。漫画家の大橋さん原作の。NHKで。
橋本: 根暗っちゃ根暗なんだけど、言ってることが酷く馬鹿で。超不細工で。
今泉: 橋本さんが不細工に撮られてることが新鮮って話題になってました。
大森: その方向ですよね、これも。でも、恋愛映画って書いてあるけど。
今泉: もうそれはいいよ。恋愛もやらないし。超明るくして。
大森: 「夏だ!海行こうぜ!」ぐらいの。
今泉: 大森さんの歌も超ダサくして。恋愛要素も一切排除して。「夏だ!海行こうぜ!」っていいね。それだ。コピーはそれ。
大森: 愛ちゃんが水着で手を広げたポーズで跳ねてるポスター。
橋本: センスない!!(笑)
一同: (笑)
今泉: それ、でも話題にはなるんじゃない? 絶対、作らしてもらえないだろうけど。
———お蔵入りか話題になるかのどちらかだと思う。
今泉: 海も出てこないけどね(笑)「行けなかったー」って。
橋本: (笑)
今泉: どうやってもちょっと暗くなっちゃう。頑張ってる感が出ちゃう。
大森: 自然とそうなっちゃう。
今泉: でも、それやりたいですね。爽やかな歌で。
大森: 爽やかな。「サマー・シー♪」みたいな(笑)
今泉: 芝居も生っぽくしない。台詞は全部文章っぽい台詞。「え?!何々だって!?」とか。
一同: (笑)
———「ぎょっ!」とか?
今泉: (笑)
橋本: コント!?(笑)
大森: 仕草付きで(笑)
今泉: せっかくやるならこれだね(笑)でも俺、「分かんないです、こういう芝居」って、すぐなりそうだけど。自然とどんどん暗くなって、結局、海岸にテーブル置いて、お茶飲んでダラダラ喋るだけの話になっちゃうと思うけど(笑)
大森: それも楽しみながら。
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