『鬼灯さん家のアネキ』公開直前  佐藤かよ&今泉力哉監督インタビュー

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  • 2014.09.04

『鬼灯さん家のアネキ』公開直前
佐藤かよ&今泉力哉監督インタビュー

好評ロングラン中の『サッドティー』に続く、今泉力哉監督最新作『鬼灯さん家のアネキ』が、9月6日より東京・新宿武蔵野館を皮切りに公開される。原作は、五十嵐藍の同名4コマ漫画で、主人公の鬼灯吾朗(前野朋哉)が血の繋がらない姉・ハル(谷桃子)の過剰なスキンシップに振り回される日常を描いたシスコン・ラブコメディ。吾朗の同級生、水野麻衣役を演じるのは、人気モデルの佐藤かよ。セーラー服を纏い、普段のバラエティ番組などで見る彼女とはひと味違う、ミステリアスな表情を見せてくれる。そんな彼女と、今作で自身の映画に新たな幅をもたらすことが出来たという監督の今泉力哉に、作品、撮影裏話、プライベートな(?)ダメ恋愛などについて聞いた。

(撮影:木村高典 / 取材・文:川端哲生)

 

 

逆に感情を込め過ぎないように、さらっと言うようにしました。意外と本音はさらっと言う方が響くのかなって思って。(佐藤)

 

 

———佐藤さんは『探偵はBARにいる2』等の出演はありましたが、これが映画での本格的なお芝居ということで、どのような意気込みで挑まれましたか?

 

佐藤: 台詞を覚えるとういうことをしたことがなかったので、バラエティ番組でも台本を頂いたりはするんですけど、あまり見ないんです。見ると考えちゃって駄目なタイプで。演技をするのに台詞を覚えることは必要不可欠なんですけど、大丈夫かなって(笑)

 

今泉: (笑)

 

佐藤: その不安がすごく大きくて。原作の漫画を読んでいたんですけど、私が頂いた役の水野麻衣ちゃんは、口数が少ない物静かな役ということで少し安心してたんですけど、台本頂いたら、もう2、3ページくらいからガッツリ台詞が入っていたので、やばいなって思って。そこから記憶力をフル回転させることに集中してました。

 

———高校生役と聞いた時の印象は? プライベートで、コスプレはされていたそうですが…。

 

佐藤: セーラームーンとは大違いだったので(笑)この年齢で高校生というのもそうだし、私のような存在の人がセーラー服を着て、女の子の役っていうのが大丈夫なのかなって。そこに対する不安な気持ちもありましたけど、出演者として選んで頂いたわけなので、そこは自信を持って頑張ろうと思って、セーラー服に袖を通しました。

 

———今泉監督はどうでした?キャスティングから関わっていたんですか?

 

今泉: そうですね。水野という役柄を佐藤さんが、しかも女性として演じるということがメタ的にも含めて、意味を持つよねって、プロデューサーの大森さんと話していました。すごく面白いんじゃないかって。あと、芝居経験がほとんどないって部分は、(佐藤さん出演の)ドラマや映画を観たことはなかったんですけど、テレビなどで観ている印象から面白そうだなっていうのが先にありましたね、不安よりも。年齢に関しては、そういう意味では、吾朗役の前野朋哉さんも飛んでいるので(笑)

 

佐藤: そうですよね。私よりも年上の方っていうのは意識しなかったです。

 

今泉: 前野さん、さずがにこれが最後じゃないかっていう。高校生役は(笑)

 

———エイジレスですよね。それは、佐藤さんにも増して。

 

佐藤: もう高校生役なんて最後ってことを(前野さんが)現場で言ってたんですけど、撮影期間終わって、テレビを見てたら、焼きそばのCMで制服着て走ってたから、全然最後じゃないじゃんって思いました(笑)

 

———今泉監督は、役者としての佐藤さんへの印象はどうでした?

 

今泉: 学校の図書室で撮った前野さんとの2人のシーンの佐藤さんがすごく良かったんですよ。

 

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———映画の冒頭シーンですよね。演技も自然でした。シーン自体も映像的に鮮やかですよね。

 

佐藤: あのシーンが台本の中では中盤より後ろだったので、試写会で観た時にいきなり最初のシーンでびっくりしました。

 

今泉: そういうことよくやっちゃうんです。全部を繋いだ時に、良く撮れ過ぎていたし、人を想うことについて話していて、台詞が説明的でもあったんです。これは浮くなと思って、まだ人間関係とか人物の相関図が分からない冒頭に持ってくれば、観ている人も説明とは受け取らないし、片岡さんが書いてくれた脚本は丁寧で、吾朗が教室で弁当を食べてて水野が注意するシーンから始まるけど、幼馴染みだったら、いきなりダラダラ喋ってた方が関係は見えやすいかもなと思って、そのまま前日談にしたんです。

 

———物語の核心ともとれる、世間体を気にしないで人が人を想うことについての台詞ですよね。演出、また演じるにあたって意識したことはありますか?

 

佐藤: 台詞を見た時に、私が言うと説得力があるなって思ったんですけど、「タレント、佐藤かよ」で言うのとはまた違うから、逆に感情を込め過ぎないように、さらっと言うようにしました。意外と本音はさらっと言う方が響くのかなって思って。

 

———しっかりとした演技プランがあったんですね。

 

佐藤: いえ、なんとなくなんですけど(笑)でも、その違いは気をつけなくちゃと思いました。私が言うと意味を持ち過ぎるので。「佐藤かよ」ではなく「水野麻衣」として、そこは気をつけましたし、難しかったです。

 

今泉: それは大事ですよね。今作に限らず、決め台詞というか核心の台詞って、なるべく温度を下げて、さらっとやって欲しいので。してやったり、みたいな感じではなくて。だからそれは有り難かったです。

 

佐藤: あと、水野麻衣ちゃんはキツい台詞が多かったんですよ。否定的というか、論破するような台詞が多かったんですけど、原作のナチュラルな水野麻衣も好きだったので、そのローテンションさも残すようにしました。

 

———原作と脚本で、水野麻衣のキャラクターの印象は違いましたか?

 

今泉: 水野に関しては違いましたね。原作では、恋愛に関わってないですからね。一番俯瞰している距離感というか。2人の関係を説明したり、触媒となる役なんですけど、映画の方はガッツリ関わってますからね。

 

佐藤: まず台詞の多さが違いましたね(笑)これ同じ人なのかなって。

 

今泉: (笑)確かに今思うと、水野のキャラって、2人に突っかかっていくシーンばかりですよね。強い台詞も多いし、吾郎とハルが歪んでるから、一番真っ当な人として突っ込むみたいな。

 

 

なるべく役者さんに何も言わないで済むなら、それがいいという感覚でやっているんです。(今泉)

 

 

———佐藤さんは、今泉監督の現場での印象はどうでした?

 

佐藤: 黙々と淡々となさってる方だなって思って。私が喋るとニヤニヤしちゃって緊張感なくなっちゃうタイプなので、監督は客観的にみて下さる方なんだなって思っていました。現場で喋ることはそんなになかったです。それが逆に有り難かったです。私がテストでやった芝居を「ここはこうした方がいい」って言ってくださるので、私は安心して身を任せようと思いました。

 

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今泉: 監督(演出)って、大雑把に分けると2種類あると思っていて、一つは監督の頭の中にあるイメージを具現化していくやり方で、自分は一人の頭の中で考えられることなんてたかがしれていると思っていて、さっき、佐藤さんが決め台詞っぽくならないようにと考えてくれていたみたいに、なるべく役者さんに何も言わないで済むなら、それがいいという感覚でやっているんです。

 

佐藤: 泳がせてもらいましたね。最初、嫌われてるのかなって思ってたくらい(笑)全然、喋ってくれなかったから。

 

今泉: 逆もありましたよ。ちょっと怖いなって。お互いにあったんですね。あと、佐藤さんは、待っている時間に鼻歌をよく唄ってましたね。

 

佐藤: 聞こえていましたか?ごめんなさい。癖なんです。

 

今泉: あと、フリスクをよく食べていました。

 

佐藤: めっちゃ食べてました。大好きなんです。バラエティなんかのロケでも、大体、ブラジャーの中にフリスクを入れてます。

 

今泉: (笑)

 

佐藤: ポケットだと音がシャカシャカするし、落としちゃうんですけど、ここ(ブラジャーの中)だったら揺れないし落ちないので。よく寝る前とかお風呂の前とかに取り忘れたフリスクが出てきたりします(笑)

 

———ファンはビックリな話ですね(笑)

 

今泉:  それは、みんな知ってる話なんですか?

 

佐藤:  そんな知らないかも。でも全然、使って頂いて大丈夫ですよ。

 

今泉:  じゃあ見出しでお願いします(笑)

 

———佐藤さんのお芝居についてですが、水野は吾朗のことが好きに見えるけど…、というお芝居じゃないですか。その辺りは難しくはなかったですか?

 

佐藤: 私もどうやってそれを表現すればいいか悩んで、普段生活してる時に、気に入った男性に好きになってほしい時は、目を見るようにしてるんですよ。だけど、麻衣ちゃんは好きな人の目は見れないタイプだから、逆に目線はズラすようにしたりとか、目線については、日常生活を照らしながら考えました。

 

———監督はどうですか?脚本は自身ではないので、演出の段階からの話だと思いますが。

 

今泉: いや何も言ってないです。今みたいに(佐藤さんの話を)聞くと、あっそっかぁと思って。振り返るとそう思いますね(笑)ただ、演出で言うと、眼鏡を外したりすることは現場で思いついてやったりしましたね。眼鏡が無いとまた綺麗に見えたりするから、その瞬間はポイントとして考えました。あとは、それだけ考えてくれてるから、良かったなって思いますね。そういうのって、劇中の水野が意識することじゃないので、本人が意識すると芝居っぽくなっちゃうので。だから佐藤さんの演技は的確だったと思いますね。

 

———ミスリードを役者が意識する必要はないということですね。

 

佐藤: でも、顔を俯き過ぎて、「顔見えないよ」って助監督さんに注意されたりもして、あ、やり過ぎたなと思ったりはありました。

 

今泉: あと歩き方がモデル歩きっぽいって言われたりとかはありましたね。

 

佐藤: あ!言われたー!全然、そんなことないんですけど、無意識なんですけど、「アパートの廊下でモデル歩きしてる佐藤かよ」みたいな恥ずかしさはありましたけど、普通に歩いてるのに(笑)

 

今泉: 後ろ姿の足がクロスしてないかな、というのはありました。ここはそういうモデルの感じじゃないみたいな(笑)

 

佐藤: あははは(笑)ありました。

 

———吾朗と水野が2人で参考書を買いに行くシーンも良かったですね。最後に傘を指しているハルの顔が映るシーンも。

 

今泉: はいはい。参考書を買いに行くシーンもアドリブで喋ってもらったりしてるんですよね。位置だけは決めて、ダラダラ喋ってもらったりして。

 

———カットして使っていない部分もあるんですか?

 

今泉: 1シーンまるごとカットはあります。公園で佐藤さんが水をかけられるシーンがあって。水野の下着が透けるっていうシーンで、頑張ってやったんですけど、全然透けないっていう(笑)

 

佐藤: そうだ!あれ何のシーンでしたっけ?

 

今泉: 公園でパソコンを見てたら、吾朗が子供と一緒にやってきて、ダラダラしてたら、谷さん扮するハルがやって来て、水をかけられるみたいな。

 

———ハルはなぜ水をかけるんですか?

 

今泉: ハルは2人(吾朗と水野)が近づくのを嫌がったりするみたいな。

 

———確かに、ハルが嫉妬するシーンは本編にあまりないですよね?

 

今泉: 尺と繋がりの問題ですね。ただ、ロングバージョンというのが別にあって、そちらでは使われる予定です。あそこ、下着が透けなくて(笑)

 

佐藤: 本当に大変でしたね(笑)

 

今泉: あ、セーラー服は生地が厚いんだっていう発見をしました(笑)

 

佐藤: 3人掛かりで私のセーラー服を濡らすみたいな。しかも撮影がそれ待ちの状況で。黒の下着だと透けやすいけど、それだと水野っぽくないとか監督がめっちゃ言ってましたね(笑)

 

 

私が好きになる人は、お金にだらしないとか、マザコンとか、浮気性とかキャッチーなダメ男じゃないみたいで。(佐藤)

 

 

———少し作品からズレるかもしれないですけど、今泉監督は、「新世代のダメ恋愛映画の旗手」と言われていたりしますが、佐藤さんは、ダメ恋愛やダメ男についてどう思いますか?

 

佐藤: 私の場合は、今までの相手を振り返るとダメ男だったと思うんですけど、私が好きになる人は、お金にだらしないとか、マザコンとか、浮気性とかキャッチーなダメ男じゃないみたいで。何ヶ月かすると出てくるダメ男みたいな。中身が女々しかったり、決断力がなかったりとか。気付いた時にはもう遅くて、その部分も好きになっちゃうので。

 

———それは、「まさに」のパターンですね。

 

佐藤: しかも盲目なので、周囲から「そんな決断力のない男は、これから先も一緒にいても引っ張ってくの疲れるよ」って言われて、でも私、意外とリーダー性あるしとか言って、ハマっちゃうみたいな。よくありました。

 

———(笑)だそうですが、今泉監督。

 

今泉: だそうですが(笑)それを受けてですか?でも、そういうのって後から気付くわけじゃないですか。分かりやすいダメな人は最初から行かないけど。そういう場合の終わり方ってどうするんですか? 

 

佐藤: こっちから、もう離れようよみたいに提示すると、向こうは離れたくないみたいに悩んでて、ズルズル続けてくんですけど、私から終わらせます。

 

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今泉: 始まりはどうなんですか?

 

佐藤: 私はガンガン来る人が苦手なんで、自分から行く方が多いです。告白はしないで、されるようにはしますけど、本気で好きになっちゃうんですよ。

 

今泉: 自分も今は結婚してますけど、好きな人にはちゃんと自分から伝えるっていうスタンスで、振られることが多かったですけど、付き合ったときは必ず自分から別れるっていう。

 

佐藤: お腹いっぱいになっちゃうんですか?

 

今泉: 基本、一人っていうのが安定していて、誰かと付き合ってる状態が不安定で。他の人と付き合っちゃいけない状態に縛られてるっていうか。

 

佐藤: へぇ、面白い。自分が相手に対して束縛みたいのは抱かないんですか?

 

今泉: 片思いの時は嫉妬もありますけど、ウディ・アレンの映画でもよくあるみたいに、付き合うと、自分なんかと付き合うなんて、みたいになるんです。付き合って対等になった瞬間に、付き合うような女の人だったの?ってなっちゃうんです。相当ダメな話してますね、これ(笑)

 

佐藤: わぁー!(笑)

 

———「片思い最強説」を唱えていますからね(笑)

 

今泉: 想われる状態が自分としてバランス悪いんですよ。2人の想いの差が5対5っていうのは無いっていう話をずっと撮っていて。

 

佐藤: 逆に女の子にしたら、告白して好きにさせといて「何これ?」ってなっちゃいませんか? 飛び込んだら家の中に誰もいないじゃんみたいな。

 

今泉: それはすいませんとしか言えないです…(笑)でも(佐藤さんも)否定していましたけど、同じことですよね。自分から好きにさせといて、最終的に自分から離れるって、相手の想いが最後は上がってますもんね。

 

———そういう分析をすると同じにみえますけど、本能で恋愛をするタイプ(佐藤さん)と、考え過ぎるタイプ(今泉監督)ってことですよね。

 

佐藤: 私は直感型ですね。期間も1シーズンくらいで終わります。

 

今泉: 短いですね(笑)そこも含めてだいぶ近いものを感じます。1シーズンって季節ってことですか?

 

佐藤: 1クールくらいです。海外ドラマの1シーズンです。今、私の物語は、シーズン6、7あたりなんですよ(笑)

 

今泉: 結構続いてますね。そのシリーズは(笑)

 

佐藤: さっきガンガン来る人が苦手って言いましたけど、逆にそういう人の方がうまくいくのかなって、今、瀬戸際に立たされてます。でも、やっぱり違うって思っちゃたり。

 

今泉: やっぱり、自分が好きでいたい人なんですね。

 

佐藤: 追いかけて、逃げるのが好きなんです。

 

今泉: (笑)同じというと語弊がありますけど、近いものを感じます。

 

———でも、(佐藤さんは)それに悩んでいるというより、しっくりきてるんですよね?それが幸せというか。

 

佐藤: はい。幸せです。

 

 

 

女優や俳優の活動をしているだけじゃない方の魅力ってすごくあって、そのおかげで面白い映画になったなと思います。(今泉)

 

 

———映画の話に戻りますが、今泉監督へ。80年代のプログラムピクチャー、澤井監督や根岸監督などの映画が思い起こされました。今泉監督のこれまでのテイストとの違いを感じていて、原作有り、脚本有りという違いもあったと思いますが、その辺りについて。また、それに対する反応に期待はありますか?

 

今泉: 今までの映画と比べて、予算も役者の方の知名度もそうですけど、規模感変わったので、初めて自分の映画を知ってくれてる方のリアクションは楽しみですね。あと、80年代の映画やロマンポルノが好きだった方とか、年配のライターさんも気に入ってくださって、そういう時代の映画で好きで観ている作品もあるけど、それと自分の映画が同じものと意識したことはなかったので、恐れ多さもあり、嬉しさもあり、それはやっぱり原作と脚本の力と、あとキャストやスタッフの力が大きいと思います。自分で書いて撮ってる時にはやれないことをやっていたり、あと主人公がちゃんと成長するきちんとした流れを作ったり、そこは大きく変わったことですね。今後もそうするかは分からなくて、また行ったり来たりはすると思うんですけど、幅は出来たのかなとは思います。あとは、佐藤さん、谷さん、前野さんとか、女優や俳優の活動をしているだけじゃない方の魅力ってすごくあって、そのおかげで面白い映画になったなと思います。

 

———新しさと懐かしさが同居してる映画だと感じました。

 

今泉: ただ、毎回そうですけど、反応はまだ正直分からないですね。佐藤さんは反応が怖いとかないですか? 黒髪や眼鏡もそうですけど。

 

佐藤: そうですね。ちょうど去年、長かった髪を切って、黒髪にした時期にこの話をもらって、自分の中でも違った一面を出せたらいいなと思っていたので、賛否両論はあると思いますが、それも含めて楽しみです。

 

———タレント活動、モデル活動も今後もやられていくと思うんですが、映画やドラマなど、今後の女優としての活動についてはどうですか?

 

佐藤: 女優という名前を頂くにはまだ程遠いんですけど、自分が出演者の方々と競演したりするのは楽しかったですし、評価はまだこれからなので、楽しみなワクワク感も味わえるので、良い意味でお芝居のお仕事も続けていけたらいいなと思ってます。私が演技をする世間的なイメージってないと思うので。

 

今泉: 佐藤さんの友達が観た時の反応も楽しみですね。今、話してても分かるんですけど、佐藤さんは中身がすごく真面目なんです。さっきのプランについてもそうですけど、すごく考えているので、楽しんでやれたら更にもっといいなって思いました。現場の最後の挨拶も素晴らしかったんですよ。最初、嫌われてるのかな、から始まって、図書室のシーンが良かったり、いろいろ事件があってって流れで。クランクアップの挨拶が本当にしっかりしてて。

 

佐藤: 私、本当に極端なんですよ。今はインタビューなので真面目な言葉が出てきますけど。何も考えない時は現場で笑っちゃったりするので。その間が欲しいです(笑)

 

———ONとOFFのスイッチが、ハッキリあるということですよね。

 

佐藤: そのスイッチが勝手に入っちゃうタイプで。しかも、皆さんがONの時にOFFだったりするので(笑)

 

今泉: (笑)

 

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———最後に、映画を観ようと考えている方々への一言を。

 

佐藤: この映画を観るに当たって、原作のファンの方は、ちょっとHだったり、日常的じゃないシーンをどう映像化しているか気になると思いますし、その期待に応えつつ、ある種、裏切る部分もいくつかあるので、その部分には驚いて、楽しんでもらえたらいいな、と思います。

 

今泉: これです(笑)クランクアップの挨拶の感じ。すごいしっかりされてる(笑)本当にその通りで、原作と設定が変わってる部分はあるんですけど、吾朗とハルを軸にして、水野がどう絡んでいくか楽しんで頂けたらと思います。あと、こうやって観て欲しいというのは毎回無いので、自由に観て頂けたら嬉しいです。
作品情報 hozuki_flyer

 

『鬼灯さん家のアネキ』
9月6日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
2013年/日本/118分
監督・編集:今泉力哉
脚本:片岡翔、今泉力哉
原作:五十嵐藍『鬼灯さん家のアネキ』(角川書店)
主題歌:浜崎貴司「家族」
音楽:曽我淳一(トルネード竜巻)
出演:谷桃子、前野朋哉、佐藤かよ、川村ゆきえ、古崎瞳、水澤紳吾、モト冬樹
配給:KADOKAWA、SPOTTED PRODUCTIONS
©2014『鬼灯さん家のアネキ』製作委員会

 

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イベント情報 imaizumi_fes

 

『鬼灯さん家のアネキ』公開 &『サッドティー』大ヒット記念
今泉力哉フェスティバル2014
日時:9/5(金)
時間:Open 18:30 / Start 19:30
場所:阿佐ヶ谷ロフトA
料金:adv:¥1500 / door:¥2000
ゲスト:今泉力哉、谷桃子、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、ラブリーサマーちゃん、岡部成司、阿部隼也、永井ちひろ、平波亘、今泉力哉作品キャストほか
スペシャルアシスタント:レイチェル
イベント概要:トークショー、ミニライヴ、今泉力哉監督短編作品2本(『堀切さん、風邪をひく』+『サッドティー』未公開シーン)の上映

 

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